ガンバについて言いたいこと書いてたら長くなっちゃった。

嘘のようにまったく勝てなくなったガンバについて思いの丈を。


ガンバ大阪　未来を見据えて


ガンバ大阪が優勝した２００５年から０６、０７と３年連続で優勝争いしたわけですが、今季は上位から離されつつあります。Ｊリーグのトップレベルを常にキープするのが難しいことは過去の歴史が物語っていますね。


Ｊリーグ元年と２年目を華々しく連覇したヴェルディ川崎（現東京Ｖ）は、ヨミウリの遺産を使い切って低迷。永遠に続くとさえ思わせる華麗なサッカーを披露したジュビロ磐田は、主力の高齢化、世代交代も上手くいかず停滞。現実的なサッカーで連覇、そして完全優勝を果たした横浜Ｆマリノスは、岡田監督が去るとともに混乱。

浦和レッズはこれからなので置いとくとして、リーグトップクラスを維持するのは大体２、３年、あのジュビロで５、６年って感じでしょうか。そんななか例外は鹿島アントラーズですね。チーム力が落ちてきたなぁと思っても、すぐに優勝争いの出来るチームに戻っています。ジーコに象徴されるブラジルとのパイプ、４－４－２という揺らぐことのないチームのスタイル・・・、理由はいろいろあると思いますが、とにかく常勝クラブであると言えます。

で、話は戻ってガンバ大阪ですが、現在岐路に立たされています。常勝クラブになれるか、歴史の１ページに埋もれるか・・・。ちょっとキーワードをあげて語ってみたいと思います。



◎年齢層
ガンバの主力は３０歳前後の日本人選手、そして外国籍選手。下部組織が充実してると言われてますが、ここ２、３年でレギュラーを掴み取った若手は数えるほど。ん～、今は安田くらい？スペシャルな選手の家長もパスサッカーの中で個性を生かし切れず・・・。宇佐美はまだかいな。

まぁ、ヤット、フタ、ハッシー、サトシら現在の主力は、試合を重ねて自身の成長とともにチームを強くしてきたわけで、急に強いチームで試合に出るのとは事情が違います。若い選手を我慢して使うという采配をしにくい現状なんですよね。コレばっかりは難しいところです。


◎スタイル
イケイケどんどんのサッカーから大人のサッカーへ。タイトルを経験したことで現実的になっちゃったって気もしますが、次のステップへ進もうって意図は分かります。でも、ちょっとおとなしくなりすぎかな。

これまでガンバは監督が代わるたびに戦術がコロコロ変わってました。でも、西野監督になってからは、ガンバといえば攻撃的、そしてパスサッカーというスタイルが定着しました。これはたとえ監督が代わろうともチームの背骨として在り続けるべきだと思います。


◎国際化
ちょっと曖昧な言葉ですが、フロントの意識の問題です。ＡＣＬがクラブＷ杯につながるようになって世界にガンバの名をアピール出来るチャンスが現実にあります。今季もその可能性があるわけです。Ｊリーグにアジア枠が作られるわけだし、とりあえずアジアを意識してはどうでしょう？

そして国際化といえば、新スタジアムですね！万博では国際ＡマッチはおろかＡＣＬの決勝すら行えるか分からない状況です。世界に誇れるような３万～４万人収容のサッカー専用スタジアムがあれば最高です。サポ同士のゴタゴタも無くなるような・・・。



好き勝手書いてきましたが、けっきょく今を力の限り戦う選手・監督、客観的・将来的に物事を見渡せるフロント、温かくも厳しいサポーターが１つになるしかないわけです。ま、経済力ってのも必要ですが（笑）。



とりあえず明日の名古屋グランパス戦に勝つことが必要！！１つの勝利で状況がガラッと変わることもあります。なんか矛盾しますが・・・、


未来も大事だけど、「今」勝利が欲しい！！（笑）

ガンバ大阪15年史 (B.B.MOOK―... ベースボール・マガジン社